Tunes

  アブサンワルツ   Valse d'absinthe
     〜緑の魔酒と半魚人〜
     あらゆる芸術家や詩人を魅了し狂わせたアブサン。
     アブサン専用のスプーンに角砂糖を乗せてそこに水を1滴ずつ垂らして、、、
     という行為も含めてとても好きなお酒です。(でも味は苦手)
     そんな緑の魔酒の原料「ニガヨモギ」に含まれる「ツヨン」という成分が
     幻覚をもたらすのだとか。
     緑の液体をじっと見つめていると段々とゆらゆら浮遊する半魚人が見えてきました。
     March 10, 2018

  プラニナ・ホロ   planina horo 〜планина хоро〜
     8月11日「山の日」に8分の11拍子の曲がたまたまできました。
     11拍子といえばコパニッツァというブルガリアの伝統的舞曲があります。
     そんなわけでタイトルは後付けで「山の踊り」をブルガリア語にしました。
     響きで決めたので文法は間違っているかもしれません。
     August 11, 2017

  カマドリーキ
     メロディに集中するべくワンコードの曲を作ってみたくてF7の一発にしてみたものの
     4と3の混合拍子にしてしまい結果的にリズム集中型傾向に。
     ところでFの音は黄緑色のイメージです。⇒カマキリ、
     E♭の音はクリーム色のイメージです。⇒クネドリーキ(チェコの蒸しパン)
     子供の頃に通っていた音楽教室の宿題で音符に音名ごとに色を付けるというのがありました。
     音程に色を感じるのはそこが原点かもしれません。
     タイトルはこの2つのイメージを合わせた造語です。
     September 2, 2018

  ヒポポターン    hipopotam
     夏休みに富士山の麓にある湖で「KABA」という水陸両用バスに乗りました。
     陸上から水上へ、そしてまた水上から陸上へ戻るときのバス内のテンションの上り方が
     とても面白く、その空気感をイメージしました。
     タイトルは動物の「カバ」をポップな響きで発音したルーマニア語の「ヒポポターン」に。
     April 9, 2018

  ミモザとザモミ
  フランスガム花詩集「ミモザのお話 −永遠の黄色」より
     イラストレーターでお友達のfrancegumちゃんが花の言葉を読取るという特殊能力を駆使して
     いろんなお花にインタビューして出来上がった「花詩集」というものがあります。
     その中で「ミモザのお話」というのがとても好きです。
     黄色くてふわふわの髪の毛をした若くて美しいモザミモリ・ミモザと
     髪の毛も肌も茶色に枯れ果ててしまったけれど
     深い愛に溢れた偉大なおばあさんであるモザミモリ・ザモミ。
     そんなふたりの対話より。
     January 27, 2019

  葉桜喫茶のサカモリ・シュランタ   フランスガム花詩集「桜のお話 −喫茶店の娘」より
     ちょうど葉桜が見られる時期に根津の「りんごや」さんにて
     『フランスガム花詩集展』が開催されました。
     その開期中に店内で生演奏をさせていただくことになり
     季節にちなんだこのお話から作ったものです。
     桜の花びらを漬けて作った「さくら酒」と、まるで「さくら酒」のような娘がいる葉桜喫茶。
     そこに足繁く通う酔いどれ詩人サカモリ・シュランタのお話です。
     March 31, 2019

  ムディホディット   muddy chodit
     豪雨の初夏にできた曲です。
     低音楽器や打楽器と泥んこになりたいです。
     ざぁざぁと降り続く雨の中、泥の中をずぶずぶと止まらずに進んでいく泥だらけの散歩。
     June 2019

  五月雨パセオ
     梅雨時にできた曲です。
     なんだか私っぽくないと言われたりもします。
     この曲ができる前月くらいだったでしょうか。
     アコーディオンデュオ「洗濯屋」の生演奏を聴きに行きました。
     もしかしたら自分にない何かが入ってきたのかもしれません。
     そしてthequroでの演奏では極力左手を怠けさせてもらいメロのみに集中する楽しい方式。
     梅雨入りのしとしと雨、だらだらとアンニュイな午後。
     May 2019

  地蔵尊の饗応
     ヴァイオリン奏者の関島種彦さんの名曲「赤い婚礼」へのアンサーソング。
     (歌ではないですが。とはいえ地蔵の歌声を模している部分もあったりです。)
     「赤い婚礼」の演奏をご一緒するにあたり原作である小泉八雲の同名小説を読んだ際に、
     その中にちょっとだけ登場するこの風習が気になってそこばかりを読み返してしまいました。
     その昔とある地方では村の嫌われ者が婚礼を挙げることになると
     屈強な若者たちの集団が道端や近隣の墓場から借りてきた石の地蔵を婚礼が行われる
     その家の座敷に運び入れて、沢山の酒とご馳走で饗応(もてなし)をほどこすよう
     強要したそうです。
     公然のいじめであり辱めともいえるこの風習は果たして本当にあったことなのか
     もしくはただの迷信なのか。
     一瞬タラフ〜ちょっぴりタンゴ〜5拍子エンドという詰め込み構成。
     January 1, 2019

  湯けむり旅情
     「蛇腹嬢と年下男子」というシリーズのイベントを不定期開催しているのですが
     ある回の副題が「湯けむり旅情編」でしたのでそれに寄せて作ってみた曲です。
     知り合ったばかりの男女が温泉旅行に行き、湯船に浸かってフワァと温まったところで
     内に秘めた本音が炸裂。
     翌朝の美味しいはずの旅館の朝食時には、これまで育んできたほのぼの雰囲気が一転し
     箸を置いての話し合い、険悪ムード。
     そんなドキュメンタリー番組をちょうど目にしてしまい筆が進んだ次第です。
     February 22, 2020

  草むらの
     重すぎる腰が上り2020年にthequroでCD制作を開始しました。
     曲を並べたときに「ミモザとザモミ」の前に何か入れたいなと思い作った曲です。
     コントラバスに身を委ね、どうぞお好きにと右手を鍵盤に置いただけかもしれません。
     バルカン半島の草原から房総半島の原っぱへ。
     May 17, 2020


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